014 KAMIYAMA EMI

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PROFILE

INTERVIEW

自分が落ち着けるような、大好きな場所はありますか?
好きな場所は表参道、新宿、ヘルシンキです。表参道は以前の職場があったことですごく身近で、ふわふわした気持ちになれる場所です。新宿は昔から慣れ親しんだ街で、行き慣れているので安心できるからです。フィンランドのヘルシンキは、街の空気感とつかず離れずな人との距離感、街の色味が大好きな場所です。昔と今とがすごく気持ちのいいかたちで融合しているところです。
ヘルシンキは興味があります。おすすめの場所などがあれば教えてください。
フィンランドの人々は独特の空気感をもっていて、押し付けない優しさ、他人と自分との距離感、なんかがすごく心地よい場所でした。町の雰囲気も、ほわっとしたものに包まれているようなところがあり、そこから生まれたデザインがすごく好きです。
おすすめの場所は、ヘルシンキの町の中にあった洞窟の中にある教会(名前を忘れてしまいました。。※)。と私はアアルトという建築家が大好きで、彼の作品が町の至る所にあるのですがそこを訪れるだけでも楽しめると思います。あとは港にオレンジや黄色のテント(すごくかわいい!)がたくさん出ていて、そこでミートパイを食べるのもおすすめです!
※テンペリアウキオ教会 flickr photo
好きなアーティストはいますか?
好きなアーティストは、画家のシーレとクリムトです。学生のときに「日曜美術館」という番組で見て、人物の捉え方、線の描き方、色彩の使い方に感動し、ぜひ生で観たい!!と思いウィーンに行き、実際絵を取り巻く空気感にも圧倒されました。
奈良美智さんが、「作品だけを切り取って美術館に飾るのではなくて、作品がある部屋をそのまま展示したい」とTVで話しているのを見たことがあります。本当に絵を取り巻くものも大切だと思います。「そこに作品がある」という必然性が、デザインする人間にも大事に思えたりします。
私が海外に旅に行くのは、「どうしても観たい建物があるから」という理由が多いのですが、それはやっぱり「そこにある必然性」を感じ取りたいからです。写真集なんかではつかめない空気感とか歩いてみて感じる距離感とか・・・写真集では明るい太陽の下緑の中で建っていた真っ白の建物を、冬の真っ白な世界で観たときに、建築家の見せたい世界はこっちだったのではないかと感じ、そのときに「そこにある必然性」という感覚を強く意識しはじめたようにおもいます。
今のようなイラストを描き始めた(好きだと思うようになった)時期、きっかけを教えてください。
大学のときに、私のちょっとしたイラストを両親がすごく褒めてくれたことがきっかけで、絵を描くことがすごく楽しくなったように思います。それまではずっと絵を描くということは好きだけど苦手、上手く描かなきゃ、という意識を強くもちすぎていて、楽しく描くということができなかった。それからは下手でもいいから自分の思ってることを表現すればいいんだ!と思えるようになりました。
少し話は逸れますが(好き、の話ばかりだったので)、嫌いなものを話したり描いたりすることは、やはりイヤですか?
嫌いなものを話したり、描いたりするのは嫌いじゃないです。仕事でも苦手なものを作らなければいけないことが結構あったのですが、その度に周りの人に助けてもらったり、嫌いな(苦手な)理由を見いだしたりしてなんとか完成させてみると、意外と好きな事ばかりしているときよりいいものができる事もあったりして、新たな方向が見つけたりする事があるからです。嫌い嫌いも好きのうち!という事で。

上記は、メールにて何度かやりとりさせて頂いたものをまとめたものです。神山さん、ありがとうございました。(hasegawahiroshi)